モノレートを具体的に分析して
仕入れ判断をしてみます。
※2020年6月に、モノレートが閉鎖されてしまいました。
代替ツールとして「ニュータイプDeltaTraser」がオススメです。
使い方は、ほぼモノレートと同じで、さらに精度が高くなっています。
「モノレート分析の具体例」
具体例① 「現時点の最安値」と「過去の最安値推移」に開きがある商品
こちらの商品をモノレートで分析してみます。
※最初に「出品制限」を確認してください。
いくら利益が出る商品でも、出品できないと仕入れても意味がありませんので。
まず、3か月の「出品者数」「販売数」を見ます。
「新品の場合」は
出品者数は12人と、それほど多くありません。
販売数は3か月で11個です。
「中古の場合」は、
出品者6人で、3か月で販売数は3個です。
3か月で3個しか売れていませんので
僕の基準では、仕入れ対象にしません。
(※まったく売れていないわけではありませんので、
資金に余裕があり、売れるまで数か月かかっても良いなら、仕入れてもOKです。)
「新品」のみを分析します。
「新品」をクリックして、「新品出品者一覧」を見ると
実質的なライバルは、最安値16600円の出品者2人です(他の出品者は最安値より高すぎる)。
3か月で10個以上売れていますし
実質のライバルが2人と少ないので
新品は、かなり売れやすいと思います。
新品の最安値は、現時点では16600円ですが
3か月の最安値グラフを見ると、新品最安値平均14000円ですので
「モノレート閲覧時点」と「過去の最安値」に価格の開きがあります。
16600円は、あくまでもモノレート閲覧時点での最安値ですので
実際この額で売れているのかどうかは、わかりません。
したがって、実際に、いくらぐらいの時に売れているのかを
「期間毎の最安値一覧」で、確認します。
①最安値が16600円の期間(7/2 20時~7/6 1時)では、ランキングが上がっておらず売れた形跡がありません
16600円では、確実に売れる保証はありません。
②7月1日の13時から7月2日の20時の間に
ランキングが上がって、新品出品者が減り、最安値が13716円から16600円に変わりました。
これは、この期間に新品が13716円で売れた事を表しています。
③6月13日の23時から6月14日の20時の間には
ランキングが上がって、新品出品者が減っています。最安値は13580円のままです。
これは、この期間に新品が13580円で売れた事を表しています。
したがって、過去の販売実績から
16600円では、売れた実績がありませんが
13580~13716円くらいでは、売れているとわかります。
つまり、13500円くらいが適正な販売価格ということになります。
13500円の場合、入金額がいくらになるか
FBA料金シミュレーターで確認します。
仮に、この商品の新品を1万円で仕入れらるなら
(FBA発送の場合)
Amazonでの販売価格(FBA):13500円
Amazonへの納品(FBAに納品する際の1個当たりの配送料):50円
出品者の収益(入金額・損益分岐点):12052円
商品原価(仕入れ値):10000円
純利益:2002円
純利益率:15%
純利益率が15%ですので
商品原価(仕入れ値)が10000円以下なら仕入れて良い商品です。
具体例② 新品商品
例として、この商品の「新品」についてモノレートで分析してみます。
出品者が41人と多いですが、3か月の販売数222個と高回転商品ですので
利益が出れば、必ず仕入れるべき商品です。
過去3か月の価格推移も一定していて、現在の最安値とほぼ変わりませんので
適正販売価格は現時点での最安値と考えます。
販売数が多くて価格が一定している場合は、わざわざ「期間毎の最安値一覧」を確認する必要はありません。
Amazon本体が最安値4418円で販売しているので
同額では、Amazon本体に勝てません。
Amazon販売価格4418円より少し下げた、4350~4400円くらいの価格なら売れそうです。
4418円で入金額(損益分岐点)が3395円ですので
少し下げた価格の4350~4400円の場合は
入金(損益分岐点)は、だいたい約3300円くらいと推測が付きますので
わざわざFBA料金シミュレーターで計算する必要はありません。
損益分岐点が約3300円ですので
1000円仕入れなら利益2300円
2000円仕入れなら利益1300円
2500円仕入れなら利益800円
となります。
具体例③ 中古商品
こちらの商品を中古をモノレートで分析してみます。
出品者14人で3か月で47個売れていますから
利益さえ出れば、仕入れ候補です。
3か月の価格推移・期間毎の最安値一覧を確認すると
12480~14800円くらいで売れていますので
現時点での中古価格とあまり変わりません。
よって、適正販売価格は、現時点の中古最安値と考えて良いです。
中古の場合は、単純に最安値に合わせるのではなく
各コンディション詳細、出品者一覧、出品者の付属品についてのコメントなどを参考にして
販売価格を決めます。
出品者一覧、各コンディションごとの価格、出品者の付属品コメントなどを参考に
だいたいの感覚で、価格を付けます。
これぐらいでも、十分売れると思います↓
・「可」 本体・電源コードのみ、キズ多数あり 14500円
・「良い」 本体・電源コード・リモコン 状態良好 17800円
・「非常に良い」 本体・電源コード・リモコン・AVケーブル 状態良好 22540円
・「ほぼ新品」 外箱付き、付属品完備、ほぼ未使用・展示品など 29580円
※リモコンがない「可」は売れにくいです。
本体・電源コードのみの中古品を仕入れた場合は
リモコンやAVケーブルは、ヤフオクやリサイクルショップなどで安く手に入れて
付属品をそろえて「良い」以上にして売る手もあります。
早く確実に売りたいなら、厳しめの基準します。
「良い」以上のコンデションで仕入れて
最安値の14980円くらいの販売価格にすれば、すぐ売れそうです。
仮に、14980円でFBA販売する場合
「FBA料金シミュレーター」で入金額(損益分岐点)を計算
商品代金:14980円
Amazonへの納品手数料:1500円
で計算すると
出品者の収益=入金額=損益分岐点が11206円となりました。
例えば、8000円で仕入れられるなら、11206円-8000円=3206円の利益となります。
※大型商品ですので、Amazonへの納品手数料(FBAに納品する際の1個当たりの配送料)が高くなります。
大型商品は、小型・標準商品と一緒に送ることが出来ないため、1個当たりの配送料が割高です。
この商品の場合、寸法が3辺120cmと大きいので、段ボールに一つしか入らないと想定して1500円としました。
【せどり初心者講座】
① ⇒ せどりとは?
② ⇒ Amazonに出店
③ ⇒ 仕入れ判断① モノレートの基本
④ ⇒ 仕入れ判断② モノレートを使った仕入れ判断の具体例・・・現在開いているページです。
⑤ ⇒ 実店舗仕入れ準備編
⑦ ⇒ 仕入れ講座① 実店舗せどり攻略編
⑧ ⇒ 仕入れ講座② 電脳せどり攻略編
⑨ ⇒ Amazon出品講座
⑩ ⇒ FBA納品の際の配送業者の選定
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